親バカ

前にも書いたが、ピースはその犬種柄人目をひきやすく、一度会えば、みんな覚えてくれる。同じ犬飼い人には必ず名前を聞かれ、撫でてもらえ、次に会うとちゃんと「ピースちゃん」と呼んでくれる。まだ幼犬であることもあり、新参者であることもあり、やさしく接してくれ、たくさんの誉め言葉ももらう。
まだ散歩デビューしてない時、庭に出ているピースを見かけていた人も、「あ、あそこんちの白い犬だ」と気づいてくれる。すごくコミュニケーションがとりやすい。
散歩の途中で、犬軍団（勝手に命名＞いつも中〜大型犬が集まっている家がある）の所へ、社交性を身につけるためにも寄せてもらっているのだが、ここでもピースは人気者だ。いや、犬ではなく人間に。
みんな「かわいい」「かっこいい」「きれい」「おりこうさん」と誉めてくれる。それがお世辞でも、とても嬉しい。
その軍団はほとんどが老犬の域に達しているので、大人しく動きもゆるやかで、言うこともよくきく。しつけも入ってないわがまま放題暴力姫を持つ身にはうらやましいのだが。
軍団の飼い主さんからは、いろんなアドバイスももらっている。良い先輩だ。
毎日ほぼ同じ時間に散歩に出るため、顔見知りも増えた。
私がひとりで歩いていても「ワンちゃんはどう？」と、声をかけてきてくれる近所の人もいる。驚いたのは、表玄関先には出してないのに、ヤクルトのお姉さんが「白い大きな犬がいるんですね」と言ってきたこと。いつの間にか見られていたのだ。
犬を飼うと交友が広がるって本当だ。
そんなわけで、ご近所付き合いが苦手な生傷青あざの絶えない私は、かわいい暴力姫ピースのおかげで、人並みの町内環境に身をおくことが可能になりつつある。

写真はお仲間さんが撮ってくれ、わざわざプリントしてくれたもの。（こうしていると暴れん坊には見えない？！）